決算シーズンを迎え、連日のように3Q決算が発表されています。
持ち株はまずまずの成績でしたが、業績にかかわらず、乱高下することもあるので、
決算跨ぎはリスクが高いともいわれていますね。
さて、こんな気になる記事を見つけましたので、ご紹介します。
ここで私は思います。
債務超過って…赤字じゃないの??
この疑問を解決して正しい知識を身に着けるべく、
本日は債務超過と赤字、資金ショートの違いについてみていきます。
※誰か知識間違ってたら指摘してくださいね。
やばいレベル1 赤字
赤字とは、支出や費用が収入や収益を超過している状態、また超過額そのもののことだ。
営業利益が赤字の場合は本業で損を出していることを示し、経常利益が赤字の場合は企業経営全体として利益がマイナス(損失)であったことを示し、純資産が赤字の場合は事業年度内の企業活動によって会社の純資産(資本)が減少してしまったことを示している。
THE OWNERより
決算などの場合は「今期赤字の見通し」「2020年度は赤字となる」など、
期や年度ごとの赤字を示すことが多く、設立から全体を見ると通算では黒字の場合もある。
やばいレベル2 債務超過
債務超過は、設立からの通算で、資産よりも負債が多くなっている状態を表します。
債務超過とは、企業が抱える負債(買掛金や借入金など)の総額が、資産(売掛金や普通預金など)の総額を上回っている財政状態を意味します。すなわち、企業の資産をすべて返済に充てたとしても、負債をなくすことができない状態です。
batonzより
ただし、開業したばかりでの債務超過の場合は、まだまだ挽回のチャンスもあり、
純資産がまだ潤っている状態の場合には直ちに倒産とはなりません。
やばいレベルMAX 資金ショート
手元にある資金を、債務が超えてしまっている状態です。
資金ショートとは、手元の現金が少なくなり、運転資金が不足してしまうことです。
支払わなければならないものが支払えないので、業務を続けられず、
一気に倒産の危機になってしまいます。
順調に売り上げを伸ばしている場合でも、売掛金や受取手形ばかりで現金預金がなく、
状態が悪いと判断されてしまう場合もあります。
こうした事態を避けるために必要なのが「キャッシュフロー計算書」です。
資金の流れを定期的に把握し、資金ショートの状態を回避するよう努めます。
今回のオンキョーの上場廃止問題は、日本取引所グループの債務超過規定に起因しています。
債務超過の状態となった場合において、1年以内に債務超過の状態でなくならなかったとき(原則として連結貸借対照表による)
JPX上場廃止基準
※以下のいずれかに該当する場合を除く
a, 審査対象事業年度の末日以前3か月間の平均時価総額が1,000億円以上の場合(改善に向けた計画を適切に開示しているものに限る。)
b, 法的整理、私的整理、地域経済活性化支援機構の再生支援により債務超過でなくなることを計画している場合
1年以内とは書かれていますが、
オンキョーは今年3月までに債務超過を解消する必要があり、
現在、第三者割当増資で債務超過の解消を目指しているとのことです。
老舗でも乗り切れないコロナショック・・・・
今後もまだまだ余波は続きそうです。
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